かけ算の順序問題というものがあるらしい。
簡単に言えば、
「菓子を5つ買った。菓子は1つ100円である。全部でいくら」
という問題に対して 5×100=500と書くと
「式が違うから×」
ということらしい。
100円の菓子が5つだから
100+100+100+100+100
で、これは100×5であり、5×100だと
5+5+・・・+5 (100個、5を書いたつもり)
で、5円の菓子を100個買った場合の式になるということらしい。
思うにこれはa×bの、かけ算の定義について
「aをb回足す」しかないと偏狭に決めてしまったせい
だと思う。
(したがって、これは正しくは「かけ算の定義問題」である。)
結局のところ
「aをb回足す、というのをa×bとしてもb×aとしてもよい」
「bをa回足す、というのをb×aとしてもa×bとしてもよい」
と考えるのだが、これを自然に説明できる定義があるか?
上記の問題を考えてみたい。
(まあ、実は答えを思いついたから問いを発してみたわけだが(笑))